上永谷の家 設計ノート
 周辺は近隣に公園や緑地も多く比較的緑豊かな住宅地です。敷地は山の斜面を開発し造成されたもので、道路との高低差が3mあります。 

 建築主はご夫婦とその両親、生れたばかりのお子さんとダックスフンド2匹という家族構成です。

 この家は地中海に面した古都の街路のようなイメージで考えられています。敷地の高低差をむしろ楽しみながら生活して頂けるよう立体的で変化のある構成となっており、更にそれがインテリアにも繋がってゆき、視線の先にあるコートやバルコニーからの光や緑が様々な角度からうかがうことが出来る“立体型コートハウス”として設計されています。北欧モダンデザインを基調にしたリビングを中心に各室が展開し、静謐な中にも変化のある住まいです。