梅郷の庵のご依頼主のレビュー

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既に購入していた築300年の古民家の部材を使って、和モダンな家を設計してくれる人を探していたところ、インターネット検索で矩須雅建築研究所に出会いました。 もっとも、建築家の理念に感銘を受けての依頼だったのですが、こちらの「表、裏、奥」という伝統的な考え方や、応接間があり画室があり工房があり等々、さまざまな希望を羅列した少々面倒な依頼にも適切に対応してもらえたこと、さらに温かみのある手描きの平面図、こちらのイメージを上回るプランを提案していただけたことが契約の決め手となりました。 実際に、何度も何度も打ち合わせに我が家に来てくださったり、着工してからも週に幾度も現場から進行状況をその都度画像で教えていただだいたり、とても良いコミュニケーションが取れていたと思います。そのおかげもあり途中で色々決めていく作業も適切な提案をしていただき、スムーズに事を進めることができました。 そういった迅速丁寧そして誠実な対応、そこに建築家の人柄がよく表れているとおもいます。理念とも合致しております。

家が完成し住みはじめて3年ほど経ちますが、人の動線からコンセントの位置まで細部にわたっての細やかな気配りに、いまだに感心しています。家のメインである古民家の部材を使った応接間は、禅の世界のような爽やかな緊張感があり、実に日本的な空間で、応接間として十分機能しております。 外観はどの季節に於いても周りの景色に調和する落ち着いた壁色で、2階建てなのに正面から見ると一見平屋にもみえたり、壁の角が丸くなっていたりと実にプロポーション良く仕上がっておりとても満足しています。この先庭木も育ちさらに調和してくるのが楽しみです。 つくづく矩須雅建築研究所に依頼して良かったと思っております。 世知辛い世の中、ともすれば忘れがちな「迅速、丁寧、誠実」…そしてそこから生まれる調和のとれた美…。それを実践しておられる矩須雅建築研究所のお二方には家づくりを通して多くの事を学ばせていただきました。

矩須雅建築研究所からのコメント

レビュー有難うございました。私共との住まい造りについて改めてご感想を頂き、大変嬉しく思っております。ホームページをつぶさにご覧になられて、私共の設計理念に感銘を頂いたとのこと、理念と作品が合致しており嘘がないと仰って頂いたこと覚えています。
音楽家のお住まいは複数経験がありましたが、伝統的な芸術を生業とされたご夫婦とのことで、同じく日本の伝統を大切に考えている私共としては大変遣り甲斐の感じられるお仕事でした。また、他の設計事務所には一切お声掛けされていないということも珍しく、絶対に期待に応えよう、期待を超えた住まいをと思いました。
私共は武蔵野美術大学出身で芸術家の知人友人が沢山います。芸術家のアトリエ住宅を手掛けることは長年の夢でもありました。また自然が好きで高校時代からよくこの奥多摩地区をサイクリングし、その時から「将来建築家になったらこの辺りで住まいを手掛けてみたい」と思っていたこともあり、二重の意味で待望のご依頼でした。
最初敷地に伺った折、美しい竹林の山裾を背に茅葺の民家が蹲るようにあり、聞けば陶芸家のアトリエ住宅だったとのこと、その部材を使って三百年の歴史を繋ぐ強いご意思をお持ちとのことで、この美しい周辺環境と深い歴史を思いながら思索がはじまりました。幾度となく敷地に足を運び、この地に、お二人に相応しい住まいをと検討を重ねました。そして、この土地から湧き出てくるように自然にイメージが生まれてきました。
レビューでは大変ご満足頂いているとのこと大変嬉しく思います。またその後、この住いの工房で作られた作品、画室で描かれた作品をみせて頂き、この住いがお二人の芸術家としての活動に役立っていることに喜びを感じました。
この住いが歴史を重ね深みを増して行く中、ご家族の皆さんが健康で充実した毎日をお過ごしになり、芸術家のお二人が美しい作品を生み出されてゆくことを楽しみにしています。

該当の実績

梅郷の家

敷地と建築主 敷地は青梅市で、多摩川沿いの吉野街道から少し入った山裾にあり、山桜の老木と江戸時代からと伝えられる茅葺の民家が建っていました。前家主の陶芸家が亡くなってから十年以上放置されていた為、子供の背丈ほどもある雑草 […]

追伸:雑誌(チルチンびと 季刊100号)の取材やテレビ番組(建もの探訪)の撮影に快くご協力頂きまして有難うございました。

建もの探訪
https://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/backnumber/#!/2019/27

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