事務所兼BARのご依頼主のレビュー

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私は法律関係の士業事務所を営んでおりますが、都心に事務所を移転することになり、その際にもうひとつの夢であったBARを併設したいと考えていました。このような漠然とした構想を、知り合いのインテリアコーディネーターに相談したところ、信頼できる建築家ということで矩須雅建築研究所の佐藤先生をご紹介いただきました。大変お偉い(笑)先生とのことで緊張しましたが、お会いしてみるととてもきさくな方で安心したのを覚えています。

まだ賃貸物件が決まる前で、候補物件を実際に見て希望がかなえられるか判断いただきましたので、安心して賃貸契約を結ぶことができたのは大変助かりました。

佐藤先生は、私がイメージでしか話せないことを的確に現実に落とし込んでくださいますので、予算、納期の希望をお伝えした後ははほぼお任せという状態でした。途中、何枚もの図面を作成され、要所要所でこちらの確認をとって進めてくださいますので、後から何か違っていたということは全くなく、むしろ予想を超えた仕上がりとなりました。本業である士業事務所、BAR、打ち合わせスペース(飲食兼用)の3つのエリアを、14坪弱の細長い物件を1ミリの無駄もなく(笑)設計していただいています。

更に、飲食店を行ううえで必要な営業許可や消防関係の届出などについても全て行っていただき、私の方は安心して日々の本業と引っ越し準備に注力することができたのも有難いことでした。

現在ちょうど引っ越して2か月になりますが、細部にまで佐藤先生のこだわりを感じます。例えばクローゼットに作っていただいた棚は、A4サイズのコピー用紙がちょうど入る大きさで使い勝手がいいですし、オフィスの照明はちょうど手元を優しく照らしてくれます。BARではカウンター内のキッチン部分が広く、中に椅子を持ち込んでカウンターのお客様と語り合えますし、動線がスムーズなので調理もしやすいです。

まだこれから、いろいろな発見がありそうで、毎日が楽しみです。長年の夢をかなえていただき、本当にありがとうございました!

矩須雅建築研究所からのコメント

レビューを有難うございました。大変気に入って頂き楽しく快適にお使い頂いてるご様子、嬉しく思います。
間口が狭く奥行きのある平面で、中央付近に張り出したエレベーターシャフトがあるのでいったん狭くなり、奥になるとまた幅が広がるという一筋縄では行かない状況でしたが、ご要望頂いていたことが全て“カチッ”とはまり、設備的には古いビルならではの難しい問題も多々ありましたが、施工者の方々にも協力してもらいながら知恵を絞って綺麗に納めることができました。厨房やトイレの床も段差なくフラットにできてよかったです。
この計画では厳しい状況や様々な困難をどう逆手に取り好転させるかが腕の見せ所だったと思います。本来欠点である奥深さやシャフトの張り出しをあえて個性や特性に見立てたことで、京町屋のような奥へ向かう自然な動きが生まれ、機能的で親しみのある空間になったと思います。
天井を張る範囲とスケルトンにする範囲を整理して立体的な構成にしたことも効果的だったと思います。そこに北欧的なカラーコーディネーションが相まって現代美術的な雰囲気が生まれたことも魅力だと思います。
難しい設計条件になればなるほどファイトが湧く性質ですが、限られたスペースでよい設計をするためには身体感覚がとても大切だと思っています。設計中も現場でも常に身体感覚を意識しながら進めました。墨出しでは何度も測り直して壁やカウンターの位置を調整しました。細かい寸法も疎かにせず、細部までこだわった効果をはっきり感じて頂いているとのこと、とても嬉しく存じます。今度は客としてお邪魔させて頂きます。

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